なにはともあれ書いてみること

昨年度は充実していたけれど忙しくて、業務や自己研鑽に直接関係ないことを書き記す時間がなかった。それはそれで後悔はしていない。時間は限られているのだから、精一杯インプットしている時に同時にアウトプットするのは難しい。

今年度はそれほど忙しくはなかったけれど、昨年度の緊張が解けなくて、なかなか自分の中に注意を向けられなかった。自分がなにを求めているか、探るには時間がかかる。効率的にはできない。

職業柄、なにかを相談する時にも、事前に十分な情報を集めた上で、決まった順序で話さないと叱られる。手短なプレゼンが求められる職場なのである。長くその中で過ごしていると、型を使って効率的に解にたどり着くことに慣れすぎて、寄り道を忘れてしまう。

そのせいで苦しくなっていた。

自分が世の中でなにか新しいものを作り出せるとすれば、それは寄り道の部分、一見すると無駄な部分にあるのだと思う。みんながやってることをより早く、精度高くやるのは、どこか虚しい。自分がいなくてもだれかやってくれるから。

自分探しだけでもどこにもたどり着けないけど、自分を殺してもだんだん辛くなっていく。忙しい中にも自分を取り戻す時間を持ちたいし、そうできるように将来を組み立てていきたい。